競馬でのステークスの紹介

ステークス

イギリスで始まったとされる近代競馬は、アラビアなどの中近東から輸入した牡馬とイギリス在来の牝馬をかけ合わせてできたサラブレッドによる競争でした。これらは貴族を中心に行われていたそうで、競争は馬主同士が賭けて行うのが多かったといいます。

そして、競馬の賭けのタイプの中に、馬主同士が出し合った賭け金を競争での着順によって再配分するタイプの競争があります。このような競争のことをステークスと呼んでいます。賭け金の再配分は、1着馬が総取りする場合もあれば、ある着順までの馬に着順に応じて配分する場合もあります。

現在の日本のJRAの競争には、何々ステークスというものがたくさんあります。これは、競争に出場するときに支払う登録料を上記の賭け金とみなして、その総額を上位着順馬に配分する競争のことです。そして、配分するお金のことは付加賞と称していて、1着が7、2着が2、3着が1の割合で受け取れます。

現在のJRAは、特別競争のほとんどが特別登録料をとっていますので、特別競争はステークスと言っても過言ではありません。なお、特別競争とは府中特別のように競争名がついているものを言います。以上、競馬用語の一部を紹介しました。