香港競馬の紹介

香港競馬は、パート1国に認定されている国や地域の中では、日本から最も近い地域となっています。競馬場の開設は1846年と歴史は古く、現在主要なレースは沙田で開催されています。沙田競馬場について紹介しますと、香港の新界沙田区に1978年に開設されたもので、7万人収容可能なスタンドが設置され、全体では最高10万人を収容できる大型設備です。

コースは日本と同じ右回りで、1周約1900mの芝コースのほか、内周には約1700mのオールウェザーコースが設置されています。

馬が生産されていないため、生産が盛んな主にヨーロッパやオセアニア地区からの輸入馬がほとんどで、調教とレースのみが行われるという特徴があります。日本と同様馬券の購入は自由に行われ、日本に無い馬券として4連複や4連単が存在します。沙田で開催されるビッグレースには、毎年末に行われる香港カップやマイルなどのほか、4月下旬から5月上旬にかけて開催されるクイーンエリザベス2世カップがあり、日本からも毎年多くの馬が参戦しています。

芝は日本に比べやや重めで時計が掛かりやすいため、道悪に実績のある馬が好走しやすい傾向にあり、高速馬場を得意とする馬が人気を裏切ることもあります。

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